悪魔のいけにえ

悪魔のいけにえ
★★★★
1974年、アメリカ製、原題「The Texas Chain Saw Massacre」。
田舎をドライブする5人の若者、偶然と言って良いくらいたまたま入った家で大変な目に合ってしまう。
一部破綻したような田舎町や若者達も良かったけど、異常な家族がとても良かった。家族の長から末っ子まで、置かれた立場にあったキャラクターで、こんな親ならこんな子がいそうというのが異常な中でも成り立ってた。家族の生い立ちを想像すると怖さが増す。
また屠殺業って設定や人の性格やいろいろなセリフを通して物語が現実的に感じられる点も丁寧で良い。
えぐいシーンで怖いのでなく、家族の行動の節々が怖いので面白い。えぐいシーンは省かれたのかなと思った。殺そうと思ったときには手が出てる手際の良さ。親の笑う顔を見て笑う子供。逃げる人間の根性もすごい。
ラスト辺の朝日を背景に凶器を振り回すシーンはピンとこなかったけど、いろいろ良かったとても恐ろしい話だった。

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